目 次
へそヒーリングとは?
私たちはお母さんのお腹の中で、へその緒から酸素、栄養、愛をもらって生命エネルギーを循環していました。おへそにはその頃の記憶が眠っているのです。だから、おへその感覚を育てると、生命エネルギーが活発に循環するようになります。
へそヒーリングは、へそというボタンを活用した健康法です。
昔の人に比べると、現代人は腸がとても硬くなっています。腸が硬いというのは、循環と排出がうまくいかず腸機能が弱まり、動きが鈍って滞り、これが続いて 固まった状態を指します。へそヒーリングは、このように硬くなった腸をほぐすことによって全身の健康を高めます。
へそからはじまる健康法
お母さんのお腹の中で命をもらっていたおへそは、へその緒を切った後も全身に影響を与えています。
へそ健康法を活用すれば、自分の身体のことがよく分かるようになります。自分の体のことが分かることを「体の主(あるじ)になる」と言います。自分の体の主になることで、健康と幸せを自分で守ることができます。
おへそは、最も早く自分の体の主になれるスタート地点なのです。
へそを中心に自分の体を知っていくと、体をどう管理すべきか、どんな風に愛すべきかが分かります。体の感覚が開くと意識が開き、体の循環もスムーズになり、意識の作用も活発になります。体が健康になると、意識が成長し、成長した意識は成熟した人格を形成します。
人間性は人格であり、意識です。意識は体とつながっているので、意識は体を通して成長します。自分の体のことが分かり、体を愛せるようになれば、意識の問題も解決していきます。
人間性が良くなると周りの人々との関係が良くなり、自分だけでなく他の人の役に立ちたいという気持ちになります。そのような人のことを地球市民と呼んでいます。そんな地球市民が増えれば、きっとより良い世界になっていくはずです。
へそは人体の根源
体調が悪くなると、子供の頃に母親が作ってくれた料理を食べたくなることがあります。
これは、最も気楽に過ごせていた当時の感覚を取り戻すことで体が自ら回復しようとする自然治癒の反応の一つと考えられます。
へそヒーリングにも、そのような面があります。
母親とつながっていたへそを押すことで、へその緒から生命エネルギーをたっぷりもらっていた感覚が蘇るのです。
へそは人体の根源です。
子宮の中の赤ちゃんはへその緒を通して酸素や栄養を共有され、二酸化炭素や老廃物を出し、生命エネルギーを循環しています。
へその感覚を目覚めさせると、身体の生命エネルギーの循環が活発になります。
だれでもできる健康法の誕生
世の中にはさまざまな健康法がありますが、その多くは「呼吸」を重視しています。呼吸は生命活動の基盤であり、呼吸を通して身体と意識に深い影響を与えることができるからです。
呼吸法の中でも、最近とくに注目を集めているのが、丹田呼吸です。「丹田」(たんでん)とは、へその下から背骨に向かって数センチのところにあるエネルギーの中心点。この丹田に意識とエネルギーを集中させる呼吸を行うことで、エネルギーと血液の流れがスムーズになり、心身の健康につながるとされます。
しかし、丹田呼吸は、エネルギーを感じる感覚が必要となるため、熟練者の指導を受けなければなかなか習得できません。そこで、誰でも気軽に丹田呼吸をできるようにと、「へそ呼吸」が登場しました。
丹田だと場所が認識しづらいですが、へそなら簡単に位置が分かります。丹田の感覚がつかめなくても、へそ呼吸をすることで丹田呼吸と似たような効果を得ることができます。
だれでも簡単にできる健康法を――。へそヒーリングは、そんな願いから生まれました。
へそには、自己ヒーリングする秘密があります。私はカクレミノの木を削ってツールを作り、何度も自分の体で実験しながら、このへそヒーリング法を見つけました。地球市民のヒーリングライフのために開発したこのツールとへそヒーリングが多くの人に役立つことを願っています。
一指 李承憲
http://ilchi.jp/
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