いよいよ本格的な薄着の季節が近づいてきました。「さわるとポコン」という感じで、おなかが気になっている人は多いのはないでしょうか。突き出たおなかは、筋力や運動の不足、食べ過ぎの象徴だと言われます。
お腹回りを引き締めるうえで、まず大切なのは、お腹の筋肉の使い方を知ること。腹部には、薄い筋肉が重なり合っています。このうち、体を前後に曲げる時は腹直筋、上半身を左右にねじれば内腹斜筋、外腹斜筋が伸び縮みします。
これらの腹筋は人間が生活する上の基本になります。立つ姿勢を作っているのも背筋と腹筋のバランス。腹筋がなまくらだと内臓を支えきれず、下腹が出てしまうことが多いです。
運動嫌いで車にばかり頼ったり、猫背の姿勢でパソコンやスマホを長時間使ったりしている人は、腹筋が弱くなりがちです。おなかが出れば、一層前かがみになり、腹筋を使わない傾向が進んでしまいます。
この悪循環を食い止めるには、生活を見直し、根気よく体を動かすこと。なかでも軽い運動を長時間行う有酸素運動がたいへん効果的だとされます。運動を始めた直後はエネルギー源としてグリコーゲンやブドウ糖などが使われますが、時間がたつと脂肪が分解されて消費されるようになるからです。自転車をこいだり、プールで水中歩行したりという運動を20分以上続けるのがいいといいます。
有酸素運動と組み合わせたいのが、へそヒーリングです。おへそをほぐすことでお腹があたたかくなって血流が良くなり、代謝がアップしていきます。夏に向けたダイエットにぴったりです。
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