私たちの腸内には無数の細菌が住んでおり、その姿がまるでお花畑のようであることから、腸内フローラと呼ばれています。腸内の細菌を大きく分けると、健康に良い「善玉菌」、健康に悪い「悪玉菌」、そして、中立な立場の「日和見(ひよりみ)菌」の3種類があります。
この3つのバランスを「腸内環境」と呼んでいます。腸内環境が悪いということは、悪玉菌が優勢な状態です。腸内環境が悪いと、食べ物の栄養を消化し吸収する、そして排泄するという仕組みが十分に働かなくなります。それに伴い、食べ物の老廃物がきちんと排出されなくなり、毒素がたまっていきます。この毒素が免疫力を低下させ、肥満や肌荒れなども招きます。
腸内環境を改善するためには、自律神経のバランスを整える必要があります。自律神経は、「交感神経」と「副交感神経」で成り立っており、このうち、交感神経はアクセルの働きをし、副交感神経はブレーキの役目を担っています。アクセルとブレーキの両方がちょうどよく働くことが、理想的だとされます。
内臓の多くは交感神経が優位だと働きが良くなると言われています。しかし、腸については、交感神経が活発すぎると、排便を促す「ぜん動運動」が鈍くなるという性質があります。つまり、交感神経が強すぎると、便秘になりやすいということです。
現代人は、ストレスや生活習慣の乱れによって、交感神経が優位になりやすくなっています。そこで、副交感神経をきちんと働かせるリラックス法がとても大切になります。
へそヒーリングは、腸の活性化に役立つリラックス法です。おへそに意識を集中させることで、感情的な緊張から解放され、硬くなっていた腸もほぐされていきます。5分行うだけで効果が期待できますよ!
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